中2数学:印のついた角の合計

<ポイント>

・「印のついた角の合計を求めなさい」という問題では、角度それぞれが何度かは求められない
・【三角形の外角の性質】三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい
・外角の性質を利用して、最後は「1つの三角形に収める」ようにする

【例題】
この図において、印のついた角の和を求めなさい。
星形1
 
 
【解説】
まず、このような問題、
「印のついた角の合計を求めなさい」という問題では、角度それぞれが何度かは求められないことを知っておきましょう。
(1つも角の大きさが分かっていないので、それぞれの角の大きさは求められない)

それぞれが分からないのであれば、「1つの図形の中に角度を集める」ことができれば、内角の和を求めることができます。

青い三角形 △BHEに注目し、
【三角形の外角の性質】三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい」
ことを利用すると、

∠GHC=∠HBE+∠HEB…①

同様に、緑の三角形 △GDAに注目して、

∠CGH=∠GAD+∠GDA…②

①、②より、印のついた角の合計は「△CGHの中に表す」ことができました。
つまり、〔印のついた角の合計〕=〔△CGHの内角の和〕=180°(答え)
星形2

<補足>

上の例題と似たような形ですが、こちらの図形についても「印のついた角の合計」を求めてみましょう。
星形3
こちらをよく見ると、
星形4
2つの三角形が重なっているだけです。
したがって、180°×2=360°(答え)

このように、言われてみれば…という問題がほとんどです。
難しく考えすぎず、たくさんの問題に触れることで角度の問題を得意にしてみてください。

<まとめ>

・「印のついた角の合計を求めなさい」という問題では、角度それぞれが何度かは求められない
・【三角形の外角の性質】三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい
・外角の性質を利用して、最後は「1つの三角形に収める」ようにする

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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