<ポイント>
・「多角形をつくる内部の角」を内角という
・多角形をつくる「1辺とそのとなりの辺の延長とがつくる角」を外角という
・三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい」
三角形・四角形などの多角形では、その図形の各頂点において、内角と外角があります。
この図の∠a, ∠b, ∠c のように「多角形をつくる内部の角」を内角といいます。
内角の和は、その多角形が「何角形であるか」によって決まっていて、三角形の場合は180°です。
(∠a+∠b+∠c=180°)
また、∠d のように「1辺とそのとなりの辺の延長とがつくる角」を外角といいます。
(こちらの図には表していませんが、∠a, ∠b のとなりにも、外角はあります)
(2)三角形の外角の性質
三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和」に等しくなっています。
この図の三角形の外角 ∠d は、となり合う ∠c を除いた2つの内角 ∠a, ∠b
の和に等しくなっています。
式に表すと、∠d = ∠a+∠b ということです。
また、となり合う内角と外角の和は180°となっています。
(この図では、∠c+∠d=180°)
<補足>
なお、外角は「各頂点に対して2つ」できます。
この図でいえば、辺ACをCの方向に延長したとき、∠dの左下にできる角も外角となります。
そして、そのどちらの外角も大きさは等しくなっています。(対頂角の関係)
つまり、外角を考える場合は、その外角をつくるどちらの辺を延長して考えても、同じ大きさになるということです。
<まとめ>
・「多角形をつくる内部の角」を内角という
・多角形をつくる「1辺とそのとなりの辺の延長とがつくる角」を外角という
・三角形の外角は「それととなり合わない2つの内角の和に等しい」
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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