中2数学:1次関数の式を求める(平行)

<ポイント>

・「グラフの傾き」「変化の割合」が与えられたら、aに代入する(y=ax+b)
・グラフが通る点の座標が分かれば、式 y=ax+b に代入する
・1次関数のグラフが平行であれば、傾きが等しい

(1)「グラフの傾き」「変化の割合」が与えられるパターン
「グラフの傾き」「変化の割合」が与えられ、「1次関数の式を求めなさい」という問題では、
その値を1次関数の式 y=ax+b の a に代入します。

たとえば、1次関数の式を答えるもので、
①「グラフの傾きが 2 で点(3, 9)を通る」という問題であれば、
a=2 を代入して、y=2x+b と考えます。

そして、これが (3, 9) を通る ので、x=3, y=9 を代入
2・3+b=9
b=3

よって、求める式は y=2x+3

②「変化の割合が -3 で点(2, -4)を通る」という問題であれば、
a=-3 を代入して、y=-3x+b と考えます。

そして、これが (2, -4) を通る ので、x=2, y=-4 を代入
-3・2+b=-4
b=2

よって、求める式は y=-3x+2
というように考えます。
 
 
(2)「y=〇x+● のグラフに平行」パターン
1次関数のグラフが平行であれば、それらの傾きが等しいと考えることができます。
「y=〇x+● のグラフに平行」ということなら、求める式の傾きも〇となります。

たとえば、1次関数の式を答えるもので、
①「y=2x+2 のグラフに平行で、点(1, 0)を通る」という問題であれば、
「平行なら、傾きが等しい」ので、a=2 を代入して、y=2x+b と考えます。

そして、これが (1, 0) を通る ので、x=1, y=0 を代入
2・1+b=0
b=-2

よって、求める式は y=2x-2
平行移動
なお、上記のような問題では、「平行である」としか言っていませんので、元となる式の切片部分は無視することになります。
「平行なら、傾きが等しい」という部分のみを利用します。

<まとめ>

・「グラフの傾き」「変化の割合」が与えられたら、aに代入する(y=ax+b)
・グラフが通る点の座標が分かれば、式 y=ax+b に代入する
・1次関数のグラフが平行であれば、傾きが等しい

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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