<ポイント>
・一次関数 y=ax+b の a を(グラフの)傾きという
・一次関数 y=ax+b の b を(グラフの)切片という
・y=ax+b の「a>0 なら右上がり」「a<0 なら右下がり」のグラフになる
「一次関数 y=ax+b」の a を(グラフの)傾きといい、b を(グラフの)切片といいます。
つまり、式にある「a, bの値を見れば、どんなグラフになるのか分かる」ということです。
「aの値が傾き」を表しているので、「グラフがどんな傾きになっているのか」が分かり、
「bの値が切片」を表しているので、「グラフがどこでy軸と交わっているのか」が分かるようになっているのです。
これらを組み合わせることで、グラフを描いたり、描いてあるグラフを見て、式に表すことができます。
(2)一次関数 y=ax+b の a の符号
一次関数 y=ax+b の a の符号(正か負)を見るだけで、「そのグラフが右上がりか、右下がりか」が分かります。
y=ax+b の「a>0(aは正) なら右上がり」「a<0(aは負)なら右下がり」のグラフになります。
たとえば、
・y=3x-5 なら、a=3 で正の数なので、このグラフは右上がり
・y=-2x+1 なら、a=-2 で負の数なので、このグラフは右下がり
と、判断できます。
<補足>
「b」が切片(y軸との交点となるy座標)となる理由は、「x=0 を代入すると、b だけが残る」からです。y軸は x=0 の直線であり、常にx座標が0となっているため、bだけ見れば「どの点でy軸と交わるのか」が分かる仕組みです。
<まとめ>
・一次関数 y=ax+b の a を(グラフの)傾きという
・一次関数 y=ax+b の b を(グラフの)切片という
・y=ax+b の「a>0 なら右上がり」「a<0 なら右下がり」のグラフになる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|