【質問】勉強方法:(追加質問)現代文や英語の要約問題の解き方がよくわかりません

〔質問〕
https://school-turnup.com/p-35296/
御回答ありがとうございました。
回答をうけての質問です

1)「譲歩(though)や逆接、具体例はバンバン削る」ですがこれはいわゆる論理マーカーの譲歩や逆説、具体例マーカーに続く文章はさらっと流して読み要約には含まないという理解でいいのでしょうか?(「逆説のあとに主張がくる」みたいな説明もあるみたいですので。。

2) 他に「追加」や「因果」を示す論理マーカーもあるみたいですがこのあたりは要約する上ではどのように処理すればいいでしょうか

3) いわゆる「キーワード」は文中にたくさん出現する語を指し、要約には基本盛り込むべきものという理解でいいのでしょうか?

4) 一般論や具体例ばかりのパラグラフは丸ごと要約時は削除するという理解でいいでしょうか??

5)要約をする上で筆者の主張に対する「対立意見」などは要約では削除するので良いのでしょうか?

6)逆接に関して、よく似た言葉で「対比」という考え方があります。要約するときや受験においてはどういうふうに考えておけば良いでしょうか?

7)以前教えていただいた方法で要約の練習をしているのですが要約をする時に「抽象化」も意識した方がいいという記事も見かけました。これは受験レベルではどの程度のことまで意識しておけばいいでしょうか?コツなどはありますか?

以上すみませんがご教示よろしくお願いいたします

〔回答〕
(1) もちろん一通りきちんと読んで理解した上で行うのが理想ですが、あくまでも速読の際のテクニックとしては、という意味であればそれで構いません。
(なお、逆接に関しては前側を落としてください)

(2)「追加」に関しては、文章によると思われますが、
まず、そもそもの「どういう観点での追加」なのかという「軸」や「根幹」部分があるのであれば(追加部分が「枝葉」にすぎない場合)、むしろそれが要約で述べるべき内容ということになります。
また、要約の字数にもよりますが、「~については、[内容①]、[内容②]、[内容③] である。」みたいな書き方になる場合もありますので、追加内容や並列の内容がそのまま要約文に列挙されるということは十分にあり得ます。

「因果」に関しては、文章としてどちらに焦点が当たっているかによります。
「この結果の原因は~だった」的なことであれば相対的に原因側がポイントということになりますし、
原因側が単なる補足情報程度であれば、結果側がポイントということになります。

(3) 集計したことはないですが、必ずしも登場回数そのものとは限りません。
あくまでも「文章のテーマ」にとって重要な関係性があるのかどうか、というものです。

ただし、重要度の低い単語が何回も登場する、というのも変ですから、もちろん気に留めるには十分に値する単語です。

(4) 基本的にはそうなると思います。
もちろん、筆者が言いたいことに対して重要な役割を持つのであれば残しておく必要はあります。

(5) 重要度と文字数によりますが、基本的には落とせばいいです。
それを書くことによって(要約としても)かえって主張が強まるのであれば書けば構いません。

(6) 対比に関しては、原則的には一方が筆者の主張側、他方がそうでない側になっているかと思いますので、要約においては主張側のものだけ採用すればいけると思います。

(7) 要約というのは、究極的には一言にまで集約できるもので、それについてはふつうは抽象的な文言にまでなっています。
こちらや上記で紹介した手法は、あくまでも「ある程度以上の範囲のことを、機械的に行うなら」というもので、文章によっては「正解の要約」には至れない可能性は残っています。
本来の正攻法としては、文章の言いたいことをきちんと理解した上で書くべきで、むしろ「抽象化できないのであれば、文章自体をまだまだ理解しきれていない」に近いニュアンスで見ておいた方がいいと思います。
ただし、要約作業を進める中で理解が深まる、ということはありますので、書き始めの段階でまだよくわかっていない、というのは構わないです。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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