中1数学:範囲と度数折れ線

<ポイント>

・データの中の「最大値と最小値の差」を範囲(レンジ)という
・「ヒストグラムの各長方形の上辺の中点を結んだグラフ」を度数折れ線という
・度数折れ線を書くとき、「左端は1つ前の階級の度数を0、右端は1つ先の階級の度数を0」とする

(1)(データの)範囲
データの中の「最大値と最小値の差」を範囲(レンジ)といいます。

つまり、あるデータにおいて、
〔範囲(レンジ)〕=〔最大値〕-〔最小値〕
ということです。

たとえば、

「下のデータは、A班の生徒の身長である。この範囲を求めなさい(単位は cm)」
A班 165.8  171.4  158.3  181.2  167.8  175.9

ということであれば、この6人の身長の〔最大値〕〔最小値〕を見ると、
〔最大値〕=181.2、〔最小値〕=158.3 となっており、
〔範囲(レンジ)〕=〔最大値〕-〔最小値〕 を用いて考えると、
〔範囲(レンジ)〕=181.2-158.3=22.9[cm]
 
 
(2)度数折れ線
「ヒストグラムの各長方形の上辺の中点を結んだグラフ」を度数折れ線といいます。
度数折れ線を書くときには、「左端は1つ前の階級の度数を0、右端は1つ先の階級の度数を0」とします。

こちらは、
「あるクラスの生徒40人の1週間の睡眠時間の度数分布表」です。
度数分布表
こちらを元に、「度数折れ線」を作成すると、このようになります。
度数折れ線

<補足>

2つのデータを比べたときに、平均値が同じになったとしても、範囲を調べることで、

・範囲が大きいほど、「データが散らばっている」
・範囲が小さいほど、「データが(平均付近に)集まっている」

と考えることができます。

<まとめ>

・データの中の「最大値と最小値の差」を範囲(レンジ)という
・「ヒストグラムの各長方形の上辺の中点を結んだグラフ」を度数折れ線という
・度数折れ線を書くとき、「左端は1つ前の階級の度数を0、右端は1つ先の階級の度数を0」とする

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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