中1数学:度数分布表・ヒストグラム

<ポイント>

・「データを整理するための区間」を階級、「その階級に入るデータの数」を度数という
・「階級と度数で分布のようすを表した表」を度数分布表という
・「各階級の幅を横に、度数を縦にした長方形を並べたグラフ」をヒストグラムという

(1)階級・度数
様々な数値などのデータを整理するときに用いる区間を階級といいます。

その「階級の区間の幅(〇以上●未満)」を階級の幅といい、特にその「階級の真ん中の値」を階級値といいます。

また、「それぞれの階級に入っているデータの数」を度数といいます。
 
 
(2)度数分布表
「階級と度数でデータの分布のようすを表した表」のことを度数分布表といいます。

こちらは、
「あるクラスの生徒40人の1週間の睡眠時間の度数分布表」です。
度数分布表
なお、度数分布表に出てきている「累進度数」は、見ての通り「最初の階級からその階級までの度数の合計」を表しています。
(はじめのデータから、何番目までのデータがここまでに出てきたのか、という意味)
 
 
(3)ヒストグラム
度数分布表を用いて、「各階級の幅を横に、度数を縦にした長方形を並べたグラフ」をヒストグラムといいます。
(「柱状グラフ」ともいいます)

一目見てデータの分布が分かるよう、「視覚的に分かりやすく」まとめたグラフということです。

縦に長くなっている長方形は「度数が大きい」つまり「たくさんのデータがその階級に集まっている」ということがわかり、短い長方形はその逆を意味します。

下のヒストグラムは、上の度数分布表から作成したものです。
ヒストグラム

<補足>

すでに(小学校で)習った用語を復習しておきましょう。

平均値:データの値の合計を、データの個数で割った値
中央値:データを大きさの順に並べたとき、中央にくる値(メジアン)
最頻値:データの中で、最も多く現れる値(モード)

<まとめ>

・「データを整理するための区間」を階級、「その階級に入るデータの数」を度数という
・「階級と度数で分布のようすを表した表」を度数分布表という
・「各階級の幅を横に、度数を縦にした長方形を並べたグラフ」をヒストグラムという

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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