【質問】公民(高校):「生活関連の社会資本のストック額は、国内総資本形成に計上される」がどうして誤りなのかわかりません。

〔質問〕

「生活関連の社会資本のストック額は、国内総資本形成に計上される」というのは誤りだそうですが、どうして誤りなのかわかりません。
「生活関連の社会資本」や「国内総資本」などの言葉もよくわからないので、詳しく解説頂きたいです。よろしくお願いします。

〔回答〕

先に結論としては、「国内総資本形成」はフローの概念であるためです。
 
 
「生活のための社会資本」とは、一般的には道路、橋、病院、学校など、人々の生活品質を向上させるために公共で利用される施設や資産を指し、
「国内総資本形成」とは、一定期間内(通常は1年)に経済内で生産された建物、機械、設備などの総額を指します。

それを踏まえて、
道路などを作った際には、まず「国内総資本形成」として、その年度にフローとしてカウントし、
その後は、年度末とかに資産としてこれだけある、という意味で「生活のための社会資本」としてカウントされます。

家計に例えると、例えば自動車を購入した際、その年の家計簿には(フローとして)購入費を記載しますが、
年度末などには(ストックとして)資産としての自動車を所有している、というのと同様です。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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