【質問】世界史:太陰太陽暦とは何ですか?

〔質問〕
太陰太陽暦とは何ですか?
〔回答〕
まず、太陽暦に関しては「1年を約365日」とするものですが、
月の満ち欠けを基準にする太陰暦では「1ヵ月が約29.5日」となり、12ヵ月では約354日となります。

そのため、太陰暦では(太陽暦の1年につき)11日短く、これが積み重なると、概ね3年で1ヵ月分の差が生じることになり、
さらに積み重なると、例えば18年で約6カ月の差が生じて「8月は寒い」みたいなことも起こりえてしまいます。

そこで、一定のタイミングで「閏月(うるうづき)」を挟み込むことで、太陽の動き(特に農業の観点では重要なこと)との差を埋める、というのが太陰太陽暦です。

〔補足〕
太陰暦のメリットには、特に民衆にとって、太陽の日々の(わずかな)変化を観察するよりも、月の満ち欠けを観察する方が簡単ということがあります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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