<ポイント>
・「問われているもの」を x とおいて考える
・どちらか一方を x 個購入すると、もう片方は[全体個数- x 個]購入したことになる
・x年後の年齢は、[ 現在の年齢+x ]歳になる
方程式の文章題において、基本は「問われているもの」を x とおいて考えることです。
値段の異なる商品を買い、合計個数や代金の合計が分かっている場合は、片方を「 x 個購入した」と考えてみます。
そうすると、もう片方は[全体個数- x 個]購入したことになります。
こちらを使って、考えを進めてみてください。
〔例題〕
1個80円の果物Aと、1個150円の果物Bを合わせて13個買いました。そのときの代金が1600円だったとすると、果物A,Bそれぞれ何個ずつ買いましたか。
「果物Aを x 個買った」とすると、果物Bを 13-x 個買ったことになります。
〔果物Aの代金〕+〔果物Bの代金〕=〔合計代金〕より、
80円・x個 + 150円・(13-x)個 = 1600円
80x+150(13-x) = 1600
80x+1950-150x = 1600
-70x = -350
70x = 350
x = 5
つまり、果物Aを5個買ったことになります。
よって、13-5=8 より、果物Bを8個買ったと分かります。
(2)年齢に関する問題
年齢に関する問題では、「x年後の年齢は、[ 現在の年齢+x ]歳になる」ということを使います。
また、2人の年齢の合計を使う場合には、「1年に2歳ずつ合計が増える」ということにも注意が必要です。
つまり、2人のx年後の年齢の合計は、[ 現在の年齢の和+ 2x ]となります。
〔例題〕
現在、母の年齢は38歳で、兄は13歳、弟は10歳だとします。兄弟二人の年齢の合計が、母の年齢と等しくなるのは何年後でしょうか。
母のx年後の年齢は「38+x」歳、
x年後の兄弟の年齢の合計は「[現在の年齢の和]+2x」となるので「23+2x」歳となります。
〔母のx年後の年齢〕=〔兄弟のx年後の年齢の和〕となればいいので、
38+x = 23+2x
-x = -15
x = 15
よって、15年後。
<補足>
年齢に関する問題で、「何年前ですか」とさかのぼるタイプは「x年前」と考えます。
つまり、「[現在の年齢]-x」歳と考えればよいということです。
<まとめ>
・「問われているもの」を x とおいて考える
・どちらか一方を x 個購入すると、もう片方は[全体個数- x 個]購入したことになる
・x年後の年齢は、[ 現在の年齢+x ]歳になる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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