中1数学:比例式

<ポイント>

・「a:b=c:d」のような比が等しい式のことを比例式という
・比例式には「外項の積=内項の積(ad=bc)」となる性質がある
・「比例式に含まれる文字の値を求めること」を比例式を解くという

「a:b=c:d」のような比が等しい式のことを比例式といいます。

比例式には、「外側の項の積=内側の項の積」となる性質があります。
たとえば、「a:b=c:d であるとき、ad=bc 」となります。

これを数字で試してみると、

6:8=3:4
この外側の積=6×4=24
この内側の積=8×3=24

このように計算してみると、比例式においては、
どのような数であったとしても、「外側の項の積=内側の項の積」が成り立ちます。

〔例〕次の式の x の値を求めなさい。
① 3:18 = 6:x

「外項の積=内項の積」より、
3x = 18・6
3x = 108
x = 36

② 15:x = 5:8

「内項の積=外項の積」より、
5x = 15・8
5x = 120
x = 24

<補足>

比例式を解くとき、「外項の積=内項の積(ad=bc)」でしか解けないというわけではありません。

上の例題① 3:18 = 6:x であれば、
(左辺)の左側 3 と、(右辺)の左側 6 を比べたとき、3→6へ2倍されていることが分かります。
このことから、
(左辺)の右側 18 と、(右辺)の右側 x を比べたとき、18→xへ2倍されているはずなので、x=36となります。

<まとめ>

・「a:b=c:d」のような比が等しい式のことを比例式という
・比例式には「外項の積=内項の積(ad=bc)」となる性質がある
・「比例式に含まれる文字の値を求めること」を比例式を解くという

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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