<ポイント>
・「数量の間の等しい関係」を「=(等号)」を使って表した式を等式という
・「数量の間の大小関係」を「<, >, ≦, ≧(不等号)」を使って表した式を不等式という
・等式[不等式]において、等号[不等号]の左の式を左辺、右の式を右辺という
記号「=」を等号といいます。(「イコール」や「は(わ)」と読む)
そして、「数量の間の等しい関係」を「=(等号)」を使って表した式を等式といいます。
〔例〕次の数量関係を等式で表しなさい。
1個x円の商品をy個買うために1000円を出すと、おつりはz円である。
〔出すお金〕-〔1個あたりの値段〕・〔個数〕=〔おつり〕
という関係であるため、
1000-x・y = z
1000-xy = z
(2)不等式
記号「<, >, ≦, ≧」を不等号といいます。
そして、「数量の間の大小関係」を「<, >, ≦, ≧(不等号)」を使って表した式を不等式という。
〔例〕次の数量関係を不等式で表しなさい。
x[km]の道のりを時速y[km]で進んだとき、5時間以上かかった。
〔道のり〕÷〔速さ(時速)〕で〔かかる時間〕を求めることができるので、
〔道のり〕÷〔速さ(時速)〕>〔5時間〕
となるので、
x÷y > 5
x/y > 5
(3)左辺・右辺・両辺
等式[不等式]において、等号[不等号]の左の式を左辺、右の式を右辺といいます。
(等式でも不等式でも、呼び方は同じということ)
(左辺)=(右辺)
(左辺)>(右辺)
また、「左辺と右辺を合わせて、両辺」といいます。
<補足>
「不等号の読み方」を確認しておきます。
不等号を読むときは「左辺が(右辺より)小さいか・大きいか」を考えて読みます。
(左辺)<(右辺) の場合は「(左辺)小なり(右辺)」と読み、
(左辺)>(右辺) の場合は「(左辺)大なり(右辺)」と読みます。
また、「<」の代わりに「≦」の場合は「小なりイコール」と読み、
また、「>」の代わりに「≧」の場合は「小なりイコール」と読みます。
<まとめ>
・「数量の間の等しい関係」を「=(等号)」を使って表した式を等式という
・「数量の間の大小関係」を「<, >, ≦, ≧(不等号)」を使って表した式を不等式という
・等式[不等式]において、等号[不等号]の左の式を左辺、右の式を右辺という
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|