【質問】化学(中学):原子1つだけでしか表されていないものは必ず分子をつくらない物質ですか?

〔質問〕

2年生の化学 物質の成り立ちです。
H2O、O2 などではなく、Cu など、化学式が原子1つだけでしか表されていないものは必ず分子をつくらない物質ですか?

〔回答〕

詳しくは高校範囲になりますが、2点ほど例外があり、
(1) 炭素(ダイヤモンドや黒鉛)、ケイ素(Si)に関しては、複数の C または Si 同士が結びついて「巨大分子」と呼ばれるものを作れます。
(2) 希ガス(He, Ne, Ar 等、周期表の一番右端のもの)であれば、原子1個だけで存在できて「単原子分子」という扱いになります。

それ以外であれば、「分子を作らない物質」と言ってよく、かつ、いわゆる「金属」です。

〔補足〕

(2) については「分子」という言葉の定義(どういうものを分子と呼ぶかの決め方)によって扱いは微妙になります。

「分子とは2つ以上の原子から構成されるもの」と習っていれば分子には該当しないことになりますが、
「原子1つでも、原子2つ以上から成る分子のようにふるまえるもの(=自然界で存在できるもの)」も含めていいとするなら分子に該当することになります。

ふつうは後者を含めてしまいます。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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