<ポイント>
・「指定された角度をつくる」ときには、垂線や正三角形・角の二等分線を組み合わせて作図する
・「60°を作図する」ときは、正三角形をつくる
・「正三角形の角の二等分線」は30°をつくる
〔例題〕
図のように、線分OAがある。
これを用いて、
(1)「∠AOC=60°となるような、半直線OC」
(2)「∠AOD=30°となるような、半直線OD」
を作図しなさい。
〔解説〕
「指定された角度をつくる」ときには、垂線や正三角形・角の二等分線を組み合わせて作図することになります。
今回の「60°と30°を作図する」ときは、まず正三角形をつくり、60°をつくります。
その角の二等分線をつくれば「30°になる」ことを利用しましょう。
(1)「∠AOC=60°となるような、半直線OC」
① まずは「正三角形をつくる」ために、線分OAの長さをコンパスで測ります。
② その長さを半径として点O,Aから円弧(青色)を描き、その交点をCとすると正三角形ができます。
(OA=OC=ACと言えるため)
③ 正三角形の1つの内角の大きさは60°のため、作図完了です。
(2)「∠AOD=30°となるような、半直線OD」
① (1)でできた「∠AOC=60°」を利用します。
② ∠AOCの角の二等分線(緑色・赤色)をつくれば、60°を二等分するので30°となる
これで、「30°の作図」は完了です。
<まとめ>
・「指定された角度をつくる」ときには、垂線や正三角形・角の二等分線を組み合わせて作図する
・「60°を作図する」ときは、正三角形をつくる
・「正三角形の角の二等分線」は30°をつくる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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