<ポイント>
・線分を「垂直に二等分する直線」を垂直二等分線という
・垂直二等分線上の点は、どこの点でも線分の両端までの距離が等しい
・線分とその線分の垂直二等分線の交点は、その線分の中点となる
線分を「垂直に二等分する直線」を垂直二等分線といいます。
この垂直二等分線の作図の方法は、以下の手順となります。
① 線分ABの点A,Bそれぞれを中心として、「等しい半径の円弧(青色)」を描く
② その円弧の交点P,Qを結んで直線(赤色)を描く
この直線PQが「線分ABの垂直二等分線」となります。
(2)垂直二等分線の性質
垂直二等分線上の点は、どこでも線分の両端までの距離が等しくなっています。
上の図において、
PA=PB、QA=QB であるということです。
(垂直二等分線上に他に点をとったとしても、A,Bまでの距離は等しくなります)
このことから、
線分とその線分の垂直二等分線の交点は、その線分の中点となるといえます。
つまり、「線分の中点を作図したいときは、垂直二等分線を作図すれば求められる」ということです。
<補足>
三角形の「各辺の垂直二等分線の交点」を中心として、三角形の外接円をつくることができます。
下の図は、△ABCの外接円(赤い円)を表しています。
各辺AB, BC, CA の垂直二等分線を描き、その交点Oとします。
この交点Oが外接円の中心となり、OA(もしくは、OB,OCでも可)を半径として円を描くと外接円となります。
これは「垂直二等分線上の点は、どこでも線分の両端までの距離が等しい」という性質を利用しています。
この図で言えば、垂直二等分線の交点Oが「OA=OB=OC」になります。
<まとめ>
・線分を「垂直に二等分する直線」を垂直二等分線という
・垂直二等分線上の点は、どこの点でも線分の両端までの距離が等しい
・線分とその線分の垂直二等分線の交点は、その線分の中点となる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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