<ポイント>
・文字式では、「×と÷を使わず表す」
・文字式では、「+と-は省略できない」
・「文字が並んでいれば積」を表し、「文字を含む分数は商」を表している
四則が混じった文字式は、決まりに従って表されます。
①「×と÷を使わず表す」こと
②「+と-は省略できない」こと
この2つの決まりに従って、以下の式を表してみます。
(こちらの解説では、「×」を「・」で表しています)
〔例題1〕
x・(-5)+y・z
=15x+yz
(①より、「×」を省略)
〔例題2〕
s・s-4・t・t・t
=s2-4t3
(①より、「×」を省略し指数を使って表す)
(2)「×や÷を使って」表す
「文字式の決まりに従って表された式」を、あえて「×や÷を使って表す」こともできます。
〔例題3〕次の式を、×(・)や÷を使って表しなさい。
8x2yz
=8・x・x・y・z
(もとの式が「文字が並んで表されている」ということは、かけ算でつながっていたということ)
〔例題4〕次の式を、×(・)や÷を使って表しなさい。
{(2x+5y) / z}
={(2・x+5・y) / z} (「文字が並んで表されている」ということは、かけ算でつながっていたということ)
=(2・x+5・y)÷z (「文字を含む分数」はわり算でつながっていたということ)
<補足>
〔例題4〕のように、「文字式の和・差を使って表された分数」では、それを「カタマリとして残す」ために、( )を使って残します。
<まとめ>
・文字式では、「×と÷を使わず表す」
・文字式では、「+と-は省略できない」
・「文字が並んでいれば積」を表し、「文字を含む分数は商」を表している
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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