<ポイント>
・文字(数以外のアルファベット)を使った式を文字式という
・文字式では、かけ算の記号「×」を省く
・数は文字の前に書く(ただし、1は書かない)
文字(数以外のアルファベット)を使った式を文字式といいます。
たとえば、「x(エックス)」「3a」「-6st」などが文字式です。
(2)文字式では、かけ算の記号「×」を省く
文字式では、かけ算の記号「×」を省くという決まりがあります。
a × b = ab
3 × (a+b) = 3 (a+b)
のようになります。
(3)数は文字の前に書く
文字式では、数は文字の前に書くという決まりがあります。
また、使用する文字が複数ある場合、アルファベット順に書きます。
a × 4 × c = 4ac
u × (1/3) × t × s = (1/3)stu
ただし、文字の前に 1 だけが残る場合は書かないことになっています。
たとえば、1a とは書かず、「a」とだけ書きます。
-1a の場合は「-a」となります。
-(マイナス)の符号まで一緒に消さないように、注意しましょう。
<補足>
b × (s+t) × (-2) のように、「数が文字よりも、( )よりも後ろ」にあったとしても、一番前に書きます。
-2b(s+t) となります。
なお、場合によっては、-2(s+t)b となる場合もあります。
<まとめ>
・文字(数以外のアルファベット)を使った式を文字式という
・文字式では、かけ算の記号「×」を省く
・数は文字の前に書く(ただし、1は書かない)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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