中1数学:数の範囲と四則計算

<ポイント>

・自然数とは「正の整数」のことである
・自然数の範囲の中で、加法・乗法はできるが、減法・除法はできないことがある
・整数の範囲の中で、加法・減法・乗法はできるが、除法はできないことがある

(1)整数と自然数(復習)
1, 2, 5, 10 などの小数や分数を用いなくても表せる数を整数といいます。
特に、「正の整数」を自然数といいます。

整数は負の数にもあり、-1, -2, -5, -10 などと表すことができます。

また、0 は「正でも負でもない数」ですが、整数に分類されます。
 
 
(2)自然数の範囲の中で可能な計算
自然数の範囲の中で、加法・乗法はできるが、減法・除法はできないことがあります。

・加法
3+4=7
(常に正の整数、つまり自然数となる)

・乗法
3×4=12
(常に正の整数、つまり自然数となる)

・減法
3-4=-1
(このように、負の整数になることがあるため、常に自然数で答えが出るわけではない)

・除法
3÷4=3/4=0.75
(このように、分数や小数になることがあるため、常に自然数で答えが出るわけではない)
 
 
(3)整数の範囲の中で可能な計算
自然数の範囲の中で、加法・減法・乗法はできるが、除法はできないことがあります。

・加法
3+(-4)=-1
(常に整数の範囲で計算できる)

・減法
3-(-4)=7
(常に整数の範囲で計算できる)

・乗法
3×(-4)=-12
(常に整数の範囲で計算できる)

・除法
3÷(-4)=-(3/4)=-0.75
(このように、分数や小数になることがあるため、常に整数で答えが出るわけではない)
 
 
上に示したように、「指定された範囲の中で計算ができるのか」を問われる問題があります。

このような問題に出会った際には、具体的な数を用いて「できない場合」を探してみると解答にたどりつきやすいです。

<まとめ>

・自然数とは「正の整数」のことである
・自然数の範囲の中で、加法・乗法はできるが、減法・除法はできないことがある
・整数の範囲の中で、加法・減法・乗法はできるが、除法はできないことがある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています