<ポイント>
・加法・減法・乗法・除法をまとめて、四則という
・【計算の順序】累乗 →「かっこ」の中 → 乗法・除法 → 加法・減法
・【分配法則】a・(b+c) = a・b + a・c
加法(+)・減法(-)・乗法(×)・除法(÷)の4つの計算規則をまとめて、四則といいます。
四則の混じった計算では、「計算の優先順位が決まって」います。
【計算の順序】①累乗 → ②「かっこ」の中 → ③乗法・除法 → ④加法・減法
(計算の順序自体は、小学校のときに習ったものと同じ)
この計算の順序を守って計算しないと、正しい答えにたどりつくことはできません。
四則の混じった計算を正確に解けるようにすることが、数学の第一歩ですのでしっかりと練習しておきましょう。
〔例題1〕
8-5×(-4)
=8-(-20) (←③乗法・除法を優先)
=8+20
=28
〔例題2〕
3+24÷(-22)
=3+24÷(-4) (←①累乗を優先)
=3+(-6) (←③乗法・除法を優先)
=3-6
=-3
〔例題3〕
(-6)2×3-90÷(-2)
=36×3-90÷(-2) (←①累乗を優先)
=108-(-45) (←③乗法・除法を優先)
=108+45
=153
〔例題4〕
2×{5-(6-4)}
=2×(5-2) (←②小かっこを優先)
=2×3 (←②かっこを優先)
=6
(2)分配法則の利用
52×(-63)+48×(-63)
このような一見複雑に見える計算は、「分配法則を利用するとラクに計算できる」ことがあります。
【分配法則】a・(b+c) = a・b + a・c
(この式における「・」は「×」の意味です)
分配法則を利用して、上記の問題を解くと、
52×(-63)+48×(-63)
=(52+48)×(-63)
=100×(-63)
=-6300
このように、「共通している部分(数)」がある場合は、まとめて計算することができます。
「分配法則を利用することができないかな?」「共通する数はないかな?」
と疑いの目をもって、計算に取り組む習慣をつけましょう。
<まとめ>
・加法・減法・乗法・除法をまとめて、四則という
・【計算の順序】累乗 →「かっこ」の中 → 乗法・除法 → 加法・減法
・【分配法則】a・(b+c) = a・b + a・c
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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