<ポイント>
・「わり算」のことを除法といい、その答えを商という
・同符号である2つの数の商⇒商は正の数になる
・異符号である2つの数の商⇒商は負の数になる
小学校で「わり算」と呼んでいた計算を、除法といいます。
(中学以降も「かけ算」ということもある)
また、その計算結果を商といいます。
(2)同符号である2つの数の商
「同符号である2つの数の商」は正の数になります。
つまり、
〔正の数〕÷〔正の数〕⇒〔正の数〕
〔負の数〕÷〔負の数〕⇒〔正の数〕
簡単に言うと、
「〔プラス〕÷〔プラス〕」は「プラス」
「〔マイナス〕÷〔マイナス〕」も「プラス」
ということです。
〔例〕
(+64)÷(+8)=+8
(-27)÷(-3)=+9
(3)異符号である2つの数の商
「異符号である2つの数の商」は負の数になります。
つまり、
〔正の数〕÷〔負の数〕⇒〔負の数〕
〔負の数〕÷〔正の数〕⇒〔負の数〕
簡単に言うと、
「〔プラス〕÷〔マイナス〕」は「マイナス」
「〔マイナス〕÷〔プラス〕」も「マイナス」
ということです。
〔例〕
(+72)÷(-9)=-8
(-48)÷(+4)=-12
<補足>
乗法(かけ算)の場合は、「0に●をかけても、●に0をかけても」大丈夫ですが、除法(わり算)では注意が必要です。
それは、
・「0÷●=0」となる
・「●÷0」を計算することができない(答えはない)
・ただし、「0÷0=0」となる
という3点です。
ひとまず、ふつう「0で割ることはできない」と覚えておけば大丈夫です。
<まとめ>
・「わり算」のことを除法といい、その答えを商という
・同符号である2つの数の商⇒商は正の数になる
・異符号である2つの数の商⇒商は負の数になる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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