【質問】数学(ベクトル):「内積」とはどういった知識なのでしょうか?名前が似ている「外積」とはどうちがうのでしょうか?

〔質問〕
ベクトルででてくる「内積」とはどういった知識なのでしょうか?参考書などをみてもいまいちイメージがわきません。。また大学入試ではどういった場面で必要な知識でしょうか?
名前が似ている「外積」とはどうちがうのでしょうか?
〔回答〕
内積とは、一言で言うなら「2つのベクトルの関係性を数値化したもの」です。
※ 空間ベクトルであっても「2つ」のベクトルの関係

ベクトルは図形問題を数式化して解くことに有効な単元ですが(こちらも参照してください)、その具体的な計算ツールとして導入されるのが内積です。
過去の様々な研究・検証を経て、「内積というものを導入しても特に支障がなく、これによって図形問題を解くことができる」ことがわかったため、その知識を活用しよう、くらいに考えれば結構です。

外積については詳しくはこちらに記載していますが、高校数学の範囲であれば「空間ベクトルで法線ベクトルを求める」という話に当てはまります。
内積が「2つのベクトルにとって重要な『数値』を得ている」のに対し、外積は「2つのベクトルにとって重要な『ベクトル』を得ている」という違いがあります。

なお、「空間ベクトルで法線ベクトルを求める」については通常通り「内積=0」の話からも求められますので、高校数学・受験数学としてはむしろ深入りしない方がいいです。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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