【質問】数学Ⅰ:「2次不等式」ではなく「不等式」となっている場合(「2次不等式」と「不等式」の違い)

〔質問〕
「2次不等式 ax2+(a-1)x+a-1>0 の解が全ての実数であるときの定数aの範囲を求めよ」という問題の場合分けは a<0、a>0 の2つを考えますが、
「不等式 ax2+3ax+a-1≦0 の解がすべての実数であるとき定数aの範囲を求めよ」という問題は a<0、a=0、a>0 の3つの場合を考えると知りました。この2つの違いは何でしょうか。
〔回答〕
単に「不等式」とだけ言われた場合、1次不等式や、単に定数項だけの不等式(a-1≦0 など)も含まれますので、
今回のような問題だと、
・x2 の係数が 0(で、x の係数は ≠0)で1次不等式
・x2 の係数も x の係数も 0 の、定数項だけの不等式
のケースまで考える必要があります。

言い方を変えると、
「2次不等式」の場合であれば、(「2次」となるためには)ax2 の項がきちんと残っておかないといけませんので、ここの係数が 0 になるケースは「そもそも話から除外されている」というものです。
(a≠0 が初めから確約されている)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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