〔質問〕 方程式の計算で、いつもどこかで間違えてしまいます。 どうしたら間違いを減らせますか? |
〔回答〕 正直なところ計算ミスを一発で完全に防ぐのは難しいのですが、一方で、高得点を取る人というのは「自分で間違いに気付く」ということをしています。方程式の場合だと、そもそも「解」というのは「代入したらその式が成り立つもの」という意味ですから、 例えば 2x+10=4 の答えを x=3 としていたときに、ここで終わらせるのではなく、必ず「代入して確認する」ということまですればいいのです。 つまり、本当に x=3 が解なら、2・3+10 で 4 になっておかないといけませんが、実際にはそうはなっていませんので、「少なくとも x=3 ではない」ということに気付けるわけです。 そこまでできればあとは「間違い探し」モードに入ってください。 漠然と見直す場合と違って、「どこかに間違いがある」という前提で答案を見返せば、ミスった場所はかなり見つけやすくなります。 あと、よくあるミスの原因として、答案で「(めんどくさくて)1行飛ばして書いている」ということがあります。 ターンナップでは「1行1過程」というものをお勧めしていますが、 例えば、先程の 2x+10=4 についてだと、めんどくさくても、 2x+10=4 2x=4-10(移項で1行使う) 2x=-6(引き算で1行使う) x=-3 というようにしてください。 これに対して、書くのがめんどくさいからか、例えば2つ目を飛ばして、 2x+10=4 2x=-6 x=-3 とかだと(移項と引き算を一度に頭の中で行っている)、結果的に合っていたとしても、危なっかしいことをしていたと思った方がいいです。 ということで、まとめると、 ・ミスはするもんだ、という前提で、むしろ「自分で間違いに気付く」ようにする ・計算過程はめんどくさくても1過程ずつ書いていく ということを行ってください |
〔補足〕 2次方程式の問題で、解の公式を用いて解を得る場合については、解の一部に √ が出てくることも多く、代入しての確認がめんどくさくなります。
これについては「解と係数の関係」というものを使ってつじつまが合っているかを確認するのがお勧めです。高校範囲のことになりますが、余力があれば
こちらの動画を確認してみてください。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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