中3理科:等速直線運動

<ポイント>
・物体の運動する方向や反対方向などに力がかからないとき、物体は一定の速さで運動する
・「一定の速さで、直線運動する」ことを等速直線運動という
・等速直線運動では、移動距離は移動した時間に比例する
物体がまっすぐ進んでいるとき、物体の運動する方向や反対方向などに力がかからなければ、物体は一定の速さで運動します。
(外部から力が加えられなければ、運動のようすは変化しない)

このように、「一定の速さで、直線運動する」ことを等速直線運動といいます。
この運動では、運動する速さだけでなく、「運動する向きも変化しない」といえます。

運動する速さに変化がなければ、「移動する時間が長いほど、たくさん進み」、「移動する時間が短いほど、あまり進むことができない」ことになります。
このように、等速直線運動では、移動距離は移動した時間に比例します。

〔移動距離[m]〕=〔物体の速さ[m/s]〕×〔移動時間[s]〕

「移動距離と時間が比例関係にある」ため、グラフに表すと「直線になる」ことが分かります。

<補足>
理科の問題では、「空気の抵抗」や「台車と接する面にはたらく摩擦力」を考えない場合が多いため等速直線運動が成り立ちますが、現実的には「何らかの、運動を妨げる力がはたらく」ことが多いです。
<まとめ>
・物体の運動する方向や反対方向などに力がかからないとき、物体は一定の速さで運動する
・「一定の速さで、直線運動する」ことを等速直線運動という
・等速直線運動では、移動距離は移動した時間に比例する

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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