中3理科:運動の速さの計測

<ポイント>
・一定時間に物体が移動した距離を、「(その運動の)速さ」という
〔速さ[m/s]〕=〔物体が移動した距離[m]〕÷〔移動にかかった時間[s]〕
・速さには「平均の速さ」と「瞬間の速さ」がある
物体が運動しているとき、「速さ」をもっています。
速さの定義は「一定時間に物体が移動した距離」となっています。

ここでの一定時間とは、「1時間」や「1秒」など問題文などで示された単位から読み取ります。
(時速・分速・秒速など、場合によって異なる)

速さを求める公式は、算数・数学と同じで、
〔速さ[m/s]〕=〔物体が移動した距離[m]〕÷〔移動にかかった時間[s]〕
(この場合は、「1秒あたりに何m進んだのか」を求めています)

距離や時間の単位は、問題に合わせて変わるため、常にmと秒で考えるわけではないので、しっかりと条件を読み取りましょう。

また、速さには種類があって、「平均の速さ」「瞬間の速さ」があります。
(1)平均の速さ
計測している間、「一定の速さで移動した」と仮定して求めた速さです。
計算で求めることができるのは、こちらの速さになります。

(2)瞬間の速さ
物体が「ある点を通過するときの速さ」を「瞬間の速さ」といいます。
こちらを計算で求めることは難しいです。
(計測する時間を(ふつう)1秒よりもずっと小さくして考える必要があるため)

・自動車についているスピードメーター
・野球のピッチャーが投げたボールの速さを計測するスピードガン
これらが計測している速さは、「瞬間の速さ」です。

<補足>
ふだん求める速さは「平均の速さ」ですが、こちらは「ずっと同じ速さで進んでいたら…」と考えたものです。
実際に物体が運動している様子を考えれば、速くなったり・遅くなったり、その速さは変化しているはずです。
そのため、「瞬間の速さ」という考え方も必要になります。
<まとめ>
・一定時間に物体が移動した距離を、「(その運動の)速さ」という
〔速さ[m/s]〕=〔物体が移動した距離[m]〕÷〔移動にかかった時間[s]〕
・速さには「平均の速さ」と「瞬間の速さ」がある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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