中3理科:遺伝・遺伝子

<ポイント>
・「親の形質が子に伝わる」ことを遺伝という
・細胞の核にある「形質を表す もと 」になるものを遺伝子という
・遺伝子は染色体の中にある
生物は、親が生殖によって、なかま(子)を増やします。
そのとき、「親の形質が子に伝わる」ことを遺伝といいます。

(生殖)細胞の核の中には、遺伝子とよばれる「形質を表す もと 」になるものが含まれています。
この遺伝子があることによって、同じような形質をもった子が生まれることになります。
なお、遺伝子は染色体の中にあります。
(染色体とは「遺伝の情報がたくさんつまったもの」です)

〔遺伝の仕組み〕
雄の親の遺伝子は、精子(精細胞)の中に、雌の親の遺伝子は卵(卵細胞)の中にそれぞれあります。
それらが受精によって出会い、結びつくことで子に受け継がれていきます。

<補足>
「純系の遺伝子」という表現があります。
これは、何度交配を繰り返しても、親と同じ形質をもつ遺伝子ということです。

たとえば、「丸い種子をつくる」という純系のエンドウの精細胞と卵細胞は、
「種子の形を決める遺伝子」については「丸い種子をつくる」というものしかないということです。
(各細胞には、さまざまな部分の形質を決める遺伝子が入っている)

<まとめ>
・「親の形質が子に伝わる」ことを遺伝という
・細胞の核にある「形質を表す もと 」になるものを遺伝子という
・遺伝子は染色体の中にある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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