中3理科:植物の根の成長

<ポイント>
・植物の根は「細胞分裂→各細胞の成長」をくり返して伸びている
・根の先端付近には成長点という「細胞分裂の盛んな部分」がある
・根の先端は根冠という部分で覆われていて、成長点を守っている
植物の根は、「細胞分裂→各細胞の成長」をくり返して伸びています。
細胞分裂によって分かれた「各細胞が大きくなる(成長する)ことで、全体として伸びている」ということです。

(1)根の成長のようす
根は「よく伸びる部分」「あまり伸びない部分」に分かれます。

このうち、「よく伸びる部分」は根の先端付近にあります。
(根の先端よりも少し上の部分、と思ってください)

この「よく伸びる部分」は、細胞分裂が盛んに行われている部分です。
この部分を成長点といい、「細胞分裂→各細胞の成長」をくり返されて伸びています。

なお、この成長点付近以外ではあまり細胞分裂が行われていません。
「あまり伸びない部分」は、成長点以外の部分ということです。

根の先端付近がぐんぐん伸びていく、というイメージです。

(2)根冠
根の先端部分を根冠といいます。
成長点を守るように、分厚いつくりになっています。

<補足>
植物の場合、成長点でどんどん細胞分裂が起きて成長していきますが、「動物には成長点がありません」。
植物・動物のからだのつくりの違いとして、覚えておきましょう。
<まとめ>
・植物の根は「細胞分裂→各細胞の成長」をくり返して伸びている
・根の先端付近には成長点という「細胞分裂の盛んな部分」がある
・根の先端は根冠という部分で覆われていて、成長点を守っている

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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