<ポイント>
・「酸の水素イオン」と「アルカリの水酸化物イオン」が結びついて水分子1個ができる変化を中和という
・中和反応で「酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついてできた物質」を塩(えん)という
・酸とアルカリが混ざり合って、「中性になった状態だけ」が中和ではない
・「酸の水素イオン」と「アルカリの水酸化物イオン」が結びついて水分子1個ができる変化を中和という
・中和反応で「酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついてできた物質」を塩(えん)という
・酸とアルカリが混ざり合って、「中性になった状態だけ」が中和ではない
(1)中和
酸に含まれる「水素イオン H+」1個と、アルカリに含まれる「水酸化物イオン OH−」1個が結びつくと水分子(H2O)が1個できる。この反応を中和といいます。
酸に含まれる「水素イオン H+」1個と、アルカリに含まれる「水酸化物イオン OH−」1個が結びつくと水分子(H2O)が1個できる。この反応を中和といいます。
H+ + OH− → H2O
たとえば、酸性の水溶液にアルカリ性の水溶液を加えていくと、どんどん水ができる。
と同時に、水素イオンが減っていきます。その結果、中性に近づいていくことになります。
(いずれ中性になり、その後も加え続けるとアルカリ性の水溶液となる)
(2)塩(えん)
中和反応が起こると、水ができます。
そのときに残った「酸の陰イオン」と「アルカリの陽イオン」が結びついてできた物質を塩(えん)といいます。
(「塩」を「しお」と読まないこと!)
また、「酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液が混ざり合って、中性になること」=「中和」と勘違いしてはいけません。
あくまで、「水素イオンと水酸化物イオン」が結びついて水分子1個ができる変化が中和です。
注意しましょう。
<補足>
中和反応が起こるとき、水溶液の温度が上昇します。
これは水素イオンと水酸化物イオンのもつエネルギーが大きいためで、水ができるときに余計なエネルギーが熱となって放出されるからです。
中和反応が起こるとき、水溶液の温度が上昇します。
これは水素イオンと水酸化物イオンのもつエネルギーが大きいためで、水ができるときに余計なエネルギーが熱となって放出されるからです。
<まとめ>
・「酸の水素イオン」と「アルカリの水酸化物イオン」が結びついて水分子1個ができる変化を中和という
・中和反応で「酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついてできた物質」を塩(えん)という
・酸とアルカリが混ざり合って、「中性になった状態だけ」が中和ではない
・「酸の水素イオン」と「アルカリの水酸化物イオン」が結びついて水分子1個ができる変化を中和という
・中和反応で「酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついてできた物質」を塩(えん)という
・酸とアルカリが混ざり合って、「中性になった状態だけ」が中和ではない
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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