中3理科:一次電池・二次電池

<ポイント>
・一次電池:イオンになる物質がなくなると、電流が流れなくなる電池(充電不可)
・二次電池:使用すると電流が流れなくなるが、充電可能な電池
・燃料電池:水の電気分解と逆の化学反応を利用した電池
(1)一次電池
日常的に使う「充電できない、使い切りの電池」を一次電池といいます。
電池の中にある物質がイオンになることで電子を取り出して利用しています。
しかし、イオンになる物質がなくなると電流が流れなくなってしまいます。
構造上、充電することはできません。

〔例〕マンガン電池、アルカリ電池(アルカリマンガン乾電池)

(2)二次電池
一次電池と違い、「充電可能な電池」を二次電池といいます。
一次電池と同じく、使用しているうちに電流が流れなくなってきますが、外部から逆向きの電流を流すことで充電ができる仕組みになっています。

〔例〕鉛蓄電池(車のバッテリー)、リチウムイオン電池(PCなどのバッテリー)

(3)燃料電池
水の電気分解と逆の化学反応を利用した電池を燃料電池といいます。
「水素と酸素が化合して水ができる」ときに発生する、電気エネルギーを利用します。
電流を得るために発生するのが水なので、環境にやさしいため、今後に期待されている種類です。

<補足>
どの電池も「電解質と電極の組み合わせ」でできています。
しかし、化学反応の起こり方に違いがあるため、細かく見るとさまざまな違いがあります。

「二次電池が充電できるなら、一次電池もできるんじゃない?」と考えて、一次電池に外部から電流を流すのは大変危険ですので、絶対にやってはいけません。

<まとめ>
・一次電池:イオンになる物質がなくなると、電流が流れなくなる電池(充電不可)
・二次電池:使用すると電流が流れなくなるが、充電可能な電池
・燃料電池:水の電気分解と逆の化学反応を利用した電池

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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