中2理科:静電気による力

<ポイント>
・静電気を帯びた物体どうしには、力がはたらく
・異なる種類の電気(+と−)は引き合う、同じ種類の電気(+と+ / −と−)はしりぞけ合う
・「物体にたまった電気が空間を移動する」現象を放電という
(1)静電気による力
静電気を帯びた物体どうしには、「力がはたらき」ます。
帯びている電気の種類によって、力のはたらき方が変わるので覚えましょう。

・異なる種類の電気を帯びたとき
「+の電気を帯びた物体」「−の電気を帯びた物体」の間には、引き合う力がはたらきます。

・同じ種類の電気を帯びたとき
「+の電気を帯びた物体」と「+の電気を帯びた物体」、
「−の電気を帯びた物体」と「−の電気を帯びた物体」の間には、しりぞけ合う力がはたらきます。
(反発するということ)

(2)放電
物体にたまった電気が流れ出したり、空間中(空気中)を移動する現象を放電といいます。
ふつう、電気は空間中を移動しないのですが、非常に大きな電圧がかかったときには空気中を電気が流れます。
とくに、「火花を飛ばしながら放電する」状態を火花放電といいます。

冬の乾燥した時期に「ドアノブをさわるとパチっとなる」「セーターを脱ぐときにパチパチと音がする」というのも、放電です。

また、自然現象であるも放電の一種です。
雷は大規模な火花放電で、これが地表まで届くことを「落雷」といいます。

<補足>
雷が起こるのは、積乱雲(たてに長い雲)が発達しているときです。
積乱雲でできているときは、「激しい上昇気流」が起こっていて、これにより雲をつくっている「氷の粒どうしがぶつかり合う」ため、摩擦がおきています。
このエネルギーが溜まったときに、雷が発生するという仕組みです。
<まとめ>
・静電気を帯びた物体どうしには、力がはたらく
・異なる種類の電気(+と−)は引き合う、同じ種類の電気(+と+ / −と−)はしりぞけ合う
・「物体にたまった電気が空間を移動する」現象を放電という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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