中2理科:磁石と磁力

<ポイント>
・磁石の両端部分を磁極という
・磁極どうしや鉄などにはたらく力を磁力という
・磁力がはたらく空間を磁界という
(1)磁石
磁石において、「両端(付近の)部分」を磁極といいます。
磁石

磁石にある、N・Sの表記は、棒磁石を自由に動けるようにしたとき、
北(North)を向く側をN極」「南(South)を向く側をS極」と表しています。

(2)磁力
磁極間にはたらいたり、磁石と鉄粉などの間にはたらく力を磁力といいます。
また、磁極間にはたらく磁力には「引き合う力」「反発する力」があります。

・引き合う力
「N極とS極」には、引き合う力がはたらく

・反発する力
「N極とN極」「S極とS極」には、反発する力がはたらく

(3)磁界
磁力がはたらく空間を磁界といいます。(磁場ともいう)
磁界には向きがあって、磁針を置いたとき「(磁針の)N極が指す向き」を「磁界の向き」です。
また、同じ磁界の中でも磁力が強い部分、弱い部分があります。
その点において「はたらく磁力が強い」部分であれば、「磁界が強い」とも表現するので覚えておきましょう。

<補足>
「地球は大きな磁石」だということも覚えておきましょう。
方位磁針(コンパス)を置いたとき、北をN極が指して、南をS極が指すのはこのためです。
ただ注意しておきたいのは、北極付近がS極、南極付近がN極だということです。
方角とは逆になっているので、要注意です!
<まとめ>
・磁石の両端部分を磁極という
・磁極どうしや鉄などにはたらく力を磁力という
・磁力がはたらく空間を磁界という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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