中2理科:物質の種類と抵抗

<ポイント>
・物質の種類によって、抵抗の大きさは異なる
電流を通しやすい物質を導体通しにくい物質を不導体(絶縁体)という
・金属線の抵抗は「長さに比例し、太さ(断面積)に反比例する」
電流を流す物質の種類によって、抵抗の大きさは異なります。
つまり、電流を流しやすい物質、流しにくい物質があるということです。

(1)導体
金属などの電流を通しやすい物質を導体といいます。
抵抗が小さいため、電流を流しやすい物質。

(2)不導体(絶縁体)
ガラス・ゴムなどの電流を通しにくい物質を不導体(絶縁体)といいます。
抵抗が大きいため、電流を流しにくい物質。

(3)半導体
電気抵抗の大きさが導体と不導体の中間くらいのものを、半導体といいます。
ケイ素(シリコン)・ゲルマニウムなどがこれにあたります。

同一素材の金属の導線の場合、抵抗の大きさは、
長さに比例する(長ければ抵抗が大きくなり、短ければ小さくなる)
断面積に反比例する(太いほど電流が流れやすい=抵抗が小さくなる。その逆も言える)

<補足>
同一素材の金属線の抵抗の大きさは「長さに比例する」「太さに反比例する」ということですが、
このことから以下のような式で抵抗の大きさを求めることができます。

金属線の抵抗R[Ω]、金属線の長さL[m]、金属線の断面積S[mm2]、抵抗率k としたとき、
R = k ・ ( L / S ) という式で表されます。

なお、こちらの公式については、高校物理で詳しく習います。参考程度に。

<まとめ>
・物質の種類によって、抵抗の大きさは異なる
電流を通しやすい物質を導体通しにくい物質を不導体(絶縁体)という
・金属線の抵抗は「長さに比例し、太さ(断面積)に反比例する」

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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