中2理科:直列回路と並列回路

<ポイント>
電流が流れる道筋を回路といい、回路のようすを記号を使って表したものを回路図という
電流の通り道が1本だけのものを直列回路という
電流の通り道が2本以上あるもの並列回路という
「電流が流れる道筋」を回路といいます。
この「回路のようすを電気用図記号を使った図にしたもの」を回路図といいます。
回路図
回路には「直列回路と並列回路」があります。

(1)直列回路
電流の通り道が1本だけのものを直列回路といいます。
直列回路
電流の通り道が1本しかないため、この図のBの豆電球を取るとAには流れなくなってしまいます。
このように、回路の一部が途切れたら、回路全体に電流は流れなくなります。

(2)並列回路
電流の通り道が2本以上あるものを並列回路といいます。
並列回路
電流の通り道が2本あるため、こちらのBの豆電球を取ったとしても、Aの豆電球には電流が流れます。
直列回路とは違い、枝分かれしている部分の一部が途切れたとしても、他の経路を使って電流が流れるので、回路に電流は流れ続けます。

また、こちらの(回路図に使う)電気用図記号は覚えておきましょう。
電気用図記号
電源:長い方の線が+極短い方の線が−極を表している
(「電気抵抗」は、単に「抵抗」ということもある)

<補足>
電流の流れる向きは、「+極→回路→−極」と定められています。
しかし、実際の流れはその逆で「−極→回路→+極」となっています。
(電子の流れに注目すると、定めれたものの逆になっているため)

電流の流れる向きを考えるときは「+極→回路→−極」の方で考えましょう。
実際の流れとは異なりますが、この考え方で特に問題なく成り立っているため、こちらを使います。

<まとめ>
電流が流れる道筋を回路といい、回路のようすを記号を使って表したものを回路図という
電流の通り道が1本だけのものを直列回路という
電流の通り道が2本以上あるもの並列回路という
・電流の流れる向きは、「+極→回路→−極」

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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