中2理科:雲のでき方

<ポイント>
・空気が上空へ上昇すると、膨張して温度が下がる
・気温が露点より下がると、水蒸気が凝結して雲ができる
・雲をつくる氷の粒が落下して、雨や雪などになる
水蒸気を含む空気が上空へ上昇すると、空気はふくらみます。(膨張する)
空気の温度が下がると、どんどん湿度が上昇し、やがて露点に達すると水滴ができます
(空気中の水蒸気が凝結して、水滴になるということ)

さらに空気が上昇することで、どんどん水滴ができますし、やがて凍っていきます。
この「水滴や氷の粒が浮いているもの」がです。
(上空の気温は非常に低いため、ほとんどが0.005〜0.05mmほどの小さな氷の粒になって浮いています)

この雲をつくっている氷の粒が落ちてきたものが、雨や雪などです。
くわしく見ると、氷の粒が落下しているときに、周りの水滴や水蒸気とくっついて「雪やあられ」など大きな粒になります。

そのあと地上付近まで落ちたきたときに、気温が高いと雨となり、地上付近まできても0℃以下であれば雪のまま落ちてきます。

<補足>
空気が上空へ上がっていくと、膨張して温度が下がります。
これは、「空気が膨張するために、周りに力を加える」ことで、「空気自身のエネルギーを減らす」ためです。
空気が持つエネルギーが減った結果、温度が下がるという仕組みです。

なお、こちらの内容に関しては、高校の物理などで習うことになります。参考程度に。

<まとめ>
・空気が上空へ上昇すると、膨張して温度が下がる
・気温が露点より下がると、水蒸気が凝結して雲ができる
・雲をつくる氷の粒が落下して、雨や雪などになる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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