<ポイント>
・2つの気団がぶつかる面を前線面、その前線面と地面が接する部分を前線という
・温暖前線は、暖気の勢力が寒気の勢力よりも強く、寒気を後退させながら進む前線
・寒冷前線は、寒気の勢力が暖気の勢力よりも強く、暖気を押し上げながら進む前線
・2つの気団がぶつかる面を前線面、その前線面と地面が接する部分を前線という
・温暖前線は、暖気の勢力が寒気の勢力よりも強く、寒気を後退させながら進む前線
・寒冷前線は、寒気の勢力が暖気の勢力よりも強く、暖気を押し上げながら進む前線
(1)前線
2つの気団がぶつかる面を前線面といい、その前線面と地面が接する部分を前線といいます。
暖気と寒気がすぐに混ざり合うということではなく、ぶつかり合っているというイメージです。
その境界部分を前線(面)と呼んでいます。
2つの気団がぶつかる面を前線面といい、その前線面と地面が接する部分を前線といいます。
暖気と寒気がすぐに混ざり合うということではなく、ぶつかり合っているというイメージです。
その境界部分を前線(面)と呼んでいます。
(2)寒冷前線
寒冷前線は、重い寒気が軽い暖気の下に入り込み、暖気を垂直方向に押し上げながら進む前線です。
激しい上昇気流が生じるので、積乱雲などができます。
したがって、狭い範囲に短い時間、強い雨を降らせます。
(3)温暖前線
軽い暖気が重い寒気の上をはい上がり、寒気を後退させながら進む前線です。
ゆるやかな上昇気流が生じるので、乱層雲などの層状の雲ができます。
したがって、広い範囲に長い時間、弱い雨を降らせます。
(4)その他の前線
①停滞前線
寒気と暖気の勢力がほぼ等しいときにできる前線です。
力がつり合っているいるイメージで、ほとんど動かず、その場にいます(=停滞)。
②閉そく前線
寒冷前線が温暖前線に追いついたときにできる前線です。
(このことから分かるように、寒冷前線の方がふつう速く進みます)
<補足>
前線は、「寒気と暖気がぶつかる場所」でできます。
このできる場所が、およそ緯度30〜60°付近となるため、ちょうど日本あたりにできやすいということです。
前線は、「寒気と暖気がぶつかる場所」でできます。
このできる場所が、およそ緯度30〜60°付近となるため、ちょうど日本あたりにできやすいということです。
また、前線の進む速さについてですが、
温暖前線が進む速度がおよそ20〜30km/h、寒冷前線が進む速度が30〜40km/hとなっています。
この進む速度の差があるため、閉そく前線ができることがあるのです。
<まとめ>
・2つの気団がぶつかる面を前線面、その前線面と地面が接する部分を前線という
・温暖前線は、暖気の勢力が寒気の勢力よりも強く、寒気を後退させながら進む前線
・寒冷前線は、寒気の勢力が暖気の勢力よりも強く、暖気を押し上げながら進む前線
・2つの気団がぶつかる面を前線面、その前線面と地面が接する部分を前線という
・温暖前線は、暖気の勢力が寒気の勢力よりも強く、寒気を後退させながら進む前線
・寒冷前線は、寒気の勢力が暖気の勢力よりも強く、暖気を押し上げながら進む前線
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|