中2理科:等圧線

<ポイント>
・(天気図で)気圧が等しい地点を結んだ曲線を等圧線という
1000hPaを基準として、4hPaごとに等圧線が描かれている
20hPaごとに等圧線は太く描かれている
天気図上に描かれた曲線は、気圧が等しい地点を結んだもので、等圧線といいます。

等圧線を引くときには、3つの決まりがあります。

気圧 1000hPa を基準として引く
地表付近での気圧は 1000hPa 前後なので、こちらの値を基準とします。

1000hPa から 4hPa ごとに引く
1000hPa を基準としているので、気圧が低い方では 996, 992hPa …の等圧線を引き、
気圧が高い方では 1004, 1008hPa …の等圧線を引いていきます。

20hPa ごとに太い等圧線にする
分かりやすいよう、等圧線は 20hPa ごとに太く引くようにしています。

〔等圧線の性質〕
・全体的になめらかな曲線で引かれている
・枝分かれしたり、途中で消える(止められる)ことはない
・等圧線が互いに交わることはない

<補足>
等圧線どうしの間の地点の気圧は、比の性質を使って考えます。
2本の等圧線のちょうど中間地点であれば、その2つの値の平均となります。
たとえば、1012hPaと1016hPaの中間地点であれば、1014hPaと考えるということです。

なお、気圧の大きさを天気図に表すとき、「1000, 100 を省略することがある」という点も知っておきましょう。
たとえば、21 と表示されていれば、1021hPa という意味です。

<まとめ>
・(天気図で)気圧が等しい地点を結んだ曲線を等圧線という
1000hPaを基準として、4hPaごとに等圧線が描かれている
20hPaごとに等圧線は太く描かれている

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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