中2理科:風(風向・風力)の表し方

<ポイント>
・風向は「風がふいてくる方向」で表す
・風向は16方位を使って表す
・風力は風力階級を使って表す
(1)風向
風向は「風がふいてくる方向」を表します。(「風がふいていく方向」ではない)
たとえば、「西からふいてきた風」の風向は西、「南東からふいてきた風」の風向は南東となります。

また、その向きは16方位を使って表します。
16方位は「8方位の前」に、東西南北のうち1つを付け加えたものです。

たとえば、南南東であれば、
[南]+[南東] と考えて、[南東]の[南]寄りの方角を表します。
南南東

同様に、西北西であれば、
[西]+[北西]と考えて、[北西]の[西]寄りの方角を表します。
西北西
(2)風力階級
天気図に用いられる「風の強さ」を表すものを風力階級という。
風力階級は0〜12で表され、数が小さいほど風力は小さい。

風力0:風速0.3m/s未満で、「煙がまっすぐのぼる」程度
風力5:風速8.0〜10.8m/s未満で、「葉のしげった気がゆれ、池の水面に波が立つ」程度
風力12:風速32.7m/s以上で、「大型の台風などの、大損害が生じる」程度

(なお、風力階級の値について覚える必要はありません。おおよそのイメージで結構です。)

<補足>
風速の定義は「空気が1秒間に動く距離」です。
単位は「m/s(メートル毎秒)」を使います。

たとえば、風速10m/sなら、「空気が1秒間に10m移動する」ということになります。

<まとめ>
・風向は「風がふいてくる方向」で表す
・風向は16方位を使って表す
・風力は風力階級を使って表す

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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