中2理科:気温と湿度

<ポイント>
・気温は「地面から約1.5mの高さの空気の温度」のこと
・気温を測る場所は「風通しのよい、日かげになる場所」
・乾湿計は、乾球と湿球の示度の差を利用して湿度を測る
(1)気温の測り方
気温とは「地面から約1.5mの高さの空気の温度」のことをいいます。
したがって、正しく気温を測るためには、「風通しのよい、日かげになる場所」で測る必要がある。
そのとき、温度計の球部が地上約1.5mの位置にくるようにする。

(2)湿度の測り方
乾湿計を使うと、湿度を測ることができます。
乾湿計は「乾球温度計(ふつうの温度計)」と「湿球温度計(球部を湿った布で覆った温度計)」からできていて、それぞれの温度計の示度を読み取り、その「示度の差」を利用して湿度を測定します。
読み取った示度を湿度表に照らし合わせることで、湿度が分かるしくみです。

たとえば、「乾球温度計が14℃、湿球温度計が12.5℃を示している場合」を考えます。
この状態だと、「示度の差=1.5℃」となっています。
縦軸で乾球の示度を読み、横軸で示度の差を読みます。
「それが重なる場所が湿度」を示すので、この場合は83%となります。
湿度表

<補足>
乾湿計についている、「乾球温度計(ふつうの温度計)」と「湿球温度計(球部を湿った布で覆った温度計)」の示度を比べると、必ず湿球温度計の示度の方が低くなっています。
これは、「湿球温度計の球部を覆っている布に含まれる水分が蒸発するから」です。
水分が蒸発するとき、「周りの熱をうばう」という性質があるためです。
<まとめ>
・気温は「地面から約1.5mの高さの空気の温度」のこと
・気温を測る場所は「風通しのよい、日かげになる場所」
・乾湿計は、乾球と湿球の示度の差を利用して湿度を測る

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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