地理用語:一次エネルギー(いちじえねるぎー)

自然から採れるものをそのまま利用して得られるエネルギーのこと。具体的には石炭や石油など(から得られるエネルギー)
(補足)
より具体的には、
・化石エネルギーとしての石炭や石油、天然ガスの他、
・自然エネルギーとしての水力、風力、太陽光、
・核エネルギーとしての原子力(具体的にはウラン)
が挙げられる。

産業革命以降は石炭を主要なエネルギー源としてきたが、1950年代のエネルギー革命によって石油中心となった。しかし、2度の石油危機(オイルショック)による価格の高騰や混乱を受けて、原子力など、他のエネルギーへの代替にも着手された。

近年では、環境への負荷から化石エネルギーの見直しが、安全性の観点から原子力の見直しが進められており、一方でクリーンな自然エネルギーを拡充する方向にある。
 
 
なお、地理の学習としては、
石炭と石油に関して、それぞれ用途として「エネルギー用」と「製品用」という2つの意味があることは押さえておきたい。
(石炭:燃焼用・(特に)鉄鋼業、石油:燃焼用・プラスチック製品等)

ガソリン(によるエネルギー)は、石油をさらに加工したものであるため二次エネルギーに該当する。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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