「拠点」となる空港。飛行機の運航を効率的に行うために設定される。
(補足)
一般的には、下記の図のような形で説明される。
例えば、空港が8か所あり、これらのすべてを結ぼうとすると28通りの路線を設定する必要がある(数学で C を習っているなら、8個のうちから離発着する空港の2個を選んだ 8C2)。
また、この28通りの中には「地方~地方」の路線も含まれてしまうため、その区間は乗客数が少なく(ちょうどその区間を移動したい人がそんなにいない)、赤字路線となる可能性が高い。
一般的には、下記の図のような形で説明される。
例えば、空港が8か所あり、これらのすべてを結ぼうとすると28通りの路線を設定する必要がある(数学で C を習っているなら、8個のうちから離発着する空港の2個を選んだ 8C2)。
また、この28通りの中には「地方~地方」の路線も含まれてしまうため、その区間は乗客数が少なく(ちょうどその区間を移動したい人がそんなにいない)、赤字路線となる可能性が高い。
そこで、次の図のように「主要路線(A~E間)」と「地方路線」に分け、必要に応じて「乗り継ぎ」をしてもらうことで、この図であれば合計7通りの路線だけで済むことになり、人件費や燃油費などの費用も軽減される。
地方のC空港に行きたいような場合も、各空港からバラバラにではなく、A⇔C間の路線で取りまとめることで1便当たりの乗客数を確保し、採算がとれる形で運行することができる。
このようなシステムを(見た目が自転車の車輪に似ていることから)「ハブ&スポーク方式」と呼び、拠点となる空港のことを「ハブ空港」と呼ぶ。この図でいうA空港とE空港が該当。
(※ 自転車の車輪を止めている中心の所をハブ、そこから伸びている部分をスポークという)
ハブ空港は、各航空会社が自分にとって都合のいい所に設定する。
例えば、スカイマーク社であれば、関西地方の拠点を神戸空港に設定している。
アメリカでは、ダラス・フォートワース国際空港(テキサス州)がアメリカン航空のハブ空港として有名。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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