地理用語:ボーキサイト(ぼーきさいと)

要は「アルミニウム」の原料。主成分は酸化アルミニウムだが不純物も多く、一旦はアルミナにする。
(補足)
酸化アルミニウムは半分程度で、残りは二酸化ケイ素や酸化鉄などが混ざっている。正確には水酸化アルミニウムなどからも構成されている。
いきなりアルミニウムだけを取り出すことは困難で、まずはボーキサイトを水酸化ナトリウムに溶解させながら、酸化アルミニウム(アルミナ)の部分を取り出す。
(なお、この段階で重量は半減することになる)

主に熱帯地域で採れる傾向にある。
ふつう土壌には様々な有機物が含まれるが、この地域は高温多湿で微生物の活動が活発なことから、これらが分解されてしまい、かつ、雨で流される(水に溶けていく)。結果的に水に溶けにくいアルミニウムや鉄を含む物質がよく残ることになる。
また、実際にはまだアルミノケイ酸塩のような物質(ケイ素など、他の元素も含んでいる)だが、長年の風化作用や溶脱(ようだつ。水に溶けて流れ出ていくこと)が起こることで酸化アルミニウムなどになっていく。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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