数学Ⅰ(高校):次数・降べきの順

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<ポイント>
・次数:各項を比較して、最大何文字使われているか
・x について:x のみを文字扱い。それ以外は数字と同じ扱い
・降べきの順:次数が大きい項から並べて整理
(1)次数
多項式の各項を比べて、最大何文字が使われているか(文字が一番多い項の、文字数のこと)

例えば、2x2y+5x+9yz+2 の場合、各項ので使われている文字の数は
・2x2y:3文字(x2つ、y1つの、計3つという数え方)
・5x :1文字
・9yz:2文字
・2   :0文字

このうち、一番文字数が多いのは「3文字」
→ この 2x2y+5x+9yz+2 は3次式という扱いになる。

※ なお、文字が0個の項(今回だと 2)のことを「定数項」という
 
 
(2)[x についての何次式か] と聞かれたら、x だけの数を数える(x以外はあたかも数字のように扱う)
同じ 2x2𝑦+5x+9yz+2 であっても、x としては、
・2x2y:2個
・5x :1個
・9yz:0個
・2   :0個
→ x についての2次式という扱いになる。
(※ 定数項は 9yz+2)
 
 
(3)降べきの順(に並べる)
多項式を、次数が大きいものから並べる。
同じ次数の項(文字数が同じ項)は括弧でくくっておく

2x2y+5x+9yz+2 を、(y について)降べきの順に並べる場合、
↑ この状態だと、y としては「1文字 → 0文字 → 1文字 → 0文字」であることを踏まえて、降べきの順に並べると、
(2x2+9z)y+(5x+2) ということになる。
(1項目と3項目、2項目と4項目をそれぞれまとめる)

<補足>
降べきの順に並べるよう指示された場合は、定数項も括弧でくくっておいた方がよい

2x2y+5x+9yz+2 を x について降べきの順に並べる場合、
このままでも間違いではないが、2x2y+5x+(9yz+2) としておいた方がよい

<まとめ>
・次数:各項を比較して、最大何文字使われているか
・x について:x のみを文字扱い。それ以外は数字と同じ扱い
・降べきの順:次数が大きい項から並べて整理

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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