中2理科:血液の成分

<ポイント>
・血液は「赤血球・白血球・血小板・血しょう」からできている
・赤血球はヘモグロビンを含んでいて、これが酸素を運ぶ役割をしている
・血しょうの一部が毛細血管から染み出し、細胞の間にたまったものを組織液という

(1)血液の成分
血液は「赤血球・白血球・血小板・血しょう」からできています。
このうち、「赤血球・白血球・血小板は固体の成分」で、まとめて血球と呼ばれます。
それぞれに役割があるので、覚えておきましょう。

赤血球
血液中に最も多く含まれる固体成分で、中央にくぼみのある円盤状の細胞。(直径約0.008mm)
ヘモグロビンという赤い物質を含んでいて、酸素を運ぶはたらきがある。

白血球
赤血球より大きい(直径約0.008〜0.015mm)細胞で、核がある
アメーバ状の細胞で、体内に入ってきた細菌を分解するはたらきがある。

血小板
血液の固体成分で、出血したときに血液を固めるはたらきがある。
直径約0.002〜0.003mmと小さく、決まった形はしていない。

血しょう
血液の液体成分で、二酸化炭素・栄養分・不要物などを運ぶはたらきがある。
淡黄色をして透明な液体で、約90%が水でできている。
血液の成分

(2)組織液
血しょうの一部が毛細血管から染み出し、細胞の間にたまったものを組織液といいます。
なので、血しょうと組織液の成分はほぼ同じです。

組織液が間に立つことによって、「血液と細胞間の物質のやりとり」ができるようになっています。

<補足>
血しょうが毛細血管から染み出すと「組織液」になりますが、その組織液がリンパ管に入ると「リンパ液」になります。
リンパ管のかべも薄く、組織液が入り込むことができるようになっています。
<まとめ>
・血液は「赤血球・白血球・血小板・血しょう」からできている
・赤血球はヘモグロビンを含んでいて、これが酸素を運ぶ役割をしている
・血しょうの一部が毛細血管から染み出し、細胞の間にたまったものを組織液という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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