中2理科:肺胞のつくり

<ポイント>
・肺の内部で気管支の先端部分につながっている、小さな袋のような器官を肺胞という
・肺胞の表面には毛細血管がはりめぐらされている
・肺胞の毛細血管で酸素と二酸化炭素の交換が行われている
(1)肺胞のつくり
肺の内部で気管支の先端部分につながっている、小さな袋のような器官を肺胞といいます。
肺胞があることで、肺の表面積が大きくなり、酸素と二酸化炭素の交換が効率よくできるようになります。
(小腸の柔毛や根毛と同じ原理)
この肺胞の表面には、毛細血管がはりめぐらされていて、酸素と二酸化炭素の交換を行っています。
肺胞のつくり
(2)肺胞での酸素と二酸化炭素の交換
①肺動脈から流れてきた静脈血から、肺胞内部に二酸化炭素が渡される
 (肺胞は外気とつながっているので、二酸化炭素を排出できる)
②肺静脈へ行く動脈血に、肺胞内部から酸素が渡される
 (肺胞は外気とつながっているので、空気から酸素を取り出せる)

このようにして、酸素・二酸化炭素の交換が行われています。
肺胞での気体交換

<補足>
肺胞ひとつひとつは小さなブドウのようなものですが、その数は約3〜4億個あります。
そのすべての表面積を合わせると、「テニスコートの広さ」くらい大きくなります。
これだけ広いと、効率よく気体の交換が行われることも納得です。
<まとめ>
・肺の内部で気管支の先端部分につながっている、小さな袋のような器官を肺胞という
・肺胞の表面には毛細血管がはりめぐらされている
・肺胞の毛細血管で酸素と二酸化炭素の交換が行われている

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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