中2理科:生物のつくりと多細胞生物

<ポイント>
・細胞1つ1つが「酸素と栄養分を取り入れ、エネルギーを取り出し、二酸化炭素と水を出している」(細胞の呼吸
・「からだが1つの細胞からできている」生物を単細胞生物という
・「からだが複数の細胞からできている」生物を多細胞生物という
(1)(細胞の)呼吸
(ほとんどの)生物のからだは「細胞が集まって」できています。
その細胞1つ1つでは、「酸素と栄養分を取り入れ、エネルギーを取り出し、二酸化炭素と水を出す」というはたらきをしています。
このことを、(細胞の)呼吸といいます。

(2)単細胞生物
「からだが1つの細胞からできている」生物を単細胞生物といいます。
単細胞生物は、その1つの細胞の中に「生命活動に必要なものがそろっている」ことになります。
この「生命活動に必要なもの」とは、「消化・吸収・排出の機能」です。

(3)多細胞生物
「からだが複数の細胞からできている」生物を多細胞生物といいます。
単細胞生物とは違い、形・大きさ・はたらきの違うたくさんの細胞からできています。

その細胞の集まりには、「集まり方によって」名前がついているので覚えておきましょう。
組織
形やはたらきが似た細胞が集まってできたもの。
植物では表皮組織、動物では筋組織などのことです。

器官
いくつかの組織が集まって、一定の形をつくったもの。
植物では根・葉・茎など、動物では心臓や目などのことです。

さらに、いくつかの器官が集まると、1つの個体(生物)となります。
組織と器官

<補足>
ふつう、呼吸と言えば、「肺などの呼吸器での酸素と二酸化炭素の交換」を指します。
からだの外部とのやり取りとなるので、これを「外呼吸」ともいいます。

これに対して、「細胞の呼吸」はからだの内部での話なので「内呼吸」ともいいます。

<まとめ>
・細胞1つ1つが「酸素と栄養分を取り入れ、エネルギーを取り出し、二酸化炭素と水を出している」(細胞の呼吸
・「からだが1つの細胞からできている」生物を単細胞生物という
・「からだが複数の細胞からできている」生物を多細胞生物という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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