中2理科:動物と植物の細胞

<ポイント>
・動物・植物の細胞に共通するつくりは「核・細胞質・細胞膜」
・植物の細胞だけに見られるつくりは「葉緑体・液泡・細胞壁」
・核と細胞質をまとめて「原形質」という
動物・植物の細胞には、違いがあります。
その違いは、植物の細胞には「動物の細胞には見られないものが3つある」ということです。
「どちらの細胞にも共通するもの」と「植物の細胞だけに見られるもの」に分けて覚えておきましょう。

(1)動・植物の細胞に共通するもの
・  :細胞全体の活動を調整するはたらきをもつ
細胞質:細胞膜の内部の液状の部分
細胞膜:細胞質の外側を覆ううすい二重の膜

(2)植物の細胞にだけ見られるもの
葉緑体光合成を行う部分
液 胞:細胞の活動によってできた液体で満たされている
細胞壁:細胞膜の外側を覆う丈夫な仕切りで、細胞の形を維持するはたらきをもつ
植物の細胞
また、すべての細胞に含まれる「核と細胞質」をまとめて「原形質」といいます。
(それ以外の部分を「後形質」といいます)

<補足>
(以下の内容は、発展内容になり、詳しくは高校生物で習います)
上記の「細胞に含まれるもの」以外にも、ミトコンドリアというものが細胞には含まれています。

ミトコンドリアは、細胞質の中にある「(細胞の)呼吸が行われる場所」です。
ここでの「呼吸」とは、酸素を用いて有機物を分解してエネルギーを取り出すことです。
また、ミトコンドリアは植物の細胞にも、動物の細胞にも見られます。
(かなり小さいものなので、高倍率でしか観察できない)

<まとめ>
・動物・植物の細胞に共通するつくりは「核・細胞質・細胞膜」
・植物の細胞だけに見られるつくりは「葉緑体・液泡・細胞壁」
・核と細胞質をまとめて「原形質」という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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