中1理科:種子のでき方

<ポイント>
・花粉は(おしべの)やくでつくられ、保存される
・花粉がめしべの柱頭につくことを受粉という
・めしべの子房は果実になり、胚珠は種子になる
植物の多くは、種子によってなかまを増やします。
(このような植物を種子植物といいます)

この種子のでき方を見ていくと、
(1)花粉ができる
花粉は、おしべの先端部分のやくでつくられます。
(花粉は人間にたとえると、精子にあたるもの)

(2)花粉が柱頭につく(受粉
おしべのやくから出た花粉は運ばれて、めしべの柱頭につきます。
これを受粉といいます。

※受粉だけでは種子はできません。そのあと、「精細胞と卵細胞がつっくいて受精をする」ことで種子ができます。
(くわしくは、中3内容となります)

(3)受粉(→受精)すると、子房が果実に、胚珠が種子になる
受粉したあと、受精が行われます。
受精すると、子房が果実に変化します。
(これは、「胚珠が子房に包まれている」被子植物の場合で、子房がない植物では果実はできない)
また、胚珠が種子に変化していきます。

こうして種子がつくられ、なかまを増やしていくという仕組みです。

<補足>
植物の多くは、このように種子をつくってなかまを増やしていきますが、「種子をつくらない植物」もあります。
そのような植物は、種子の代わりに胞子をつくって、胞子によってなかまを増やすものが多いです。

また、花粉の運ばれ方による分類もあります。
虫媒花:花粉が虫によって運ばれて受粉する花
風媒花:花粉が風によって運ばれて受粉する花
この定義をしっかりと覚えておいてください。

<まとめ>
・花粉は(おしべの)やくでつくられ、保存される
・花粉がめしべの柱頭につくことを受粉という
・めしべの子房は果実になり、胚珠は種子になる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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