中2理科:水の電気分解

<ポイント>
・電流を流して分解することを電気分解という
・水を電気分解すると、体積比が「水素:酸素=2:1」で発生する
陰極側に水素が、陽極側に酸素が発生する
物質に電流を流して分解することを、「電気分解する」といいます。

水の電気分解の実験に関する問題は頻出ですので、要点を覚えておきましょう。

(1)準備
「純粋な水(蒸留水)には、電流がほとんど流れない」ため、水酸化ナトリウムを少し溶かして実験を行います。
(水酸化ナトリウムを加えることで、電流を流しやすくなります)

(2)電気分解すると、水素と酸素ができる
電流を流すと、(水が電気分解されて)水素と酸素が発生します。

〔化学反応〕
水 → 水素 + 酸素
〔化学反応式〕
2H2O → 2H2+ O2

水素は陰極(−極側)に、酸素は陽極(+極側)に発生して、
体積比が「水素:酸素=2:1」で発生します。

(3)発生した気体の発生方法
・水素:火のついたマッチを近づけると、音を立てて燃える
・酸素:火のついた線香を入れると、炎を上げて燃える

<補足>
電気分解するときに流れる電流の強さによって、「電気分解の速さを調節」できます。
電流を強くすると、電気分解がさかんに起こり、弱くすると電気分解があまり進まなくなります。
<まとめ>
・電流を流して分解することを電気分解という
・水を電気分解すると、体積比が「水素:酸素=2:1」で発生する
陰極側に水素が、陽極側に酸素が発生する

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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