動物はセキツイ動物と無セキツイ動物に分類されます。
「背骨があるかどうか」で分類されていて、背骨があるものをセキツイ動物、ないものを無セキツイ動物といいます。

（１）セキツイ動物
背骨を中心とする骨格をもつ動物をセキツイ動物といいます。
セキツイ動物に分類されるものには、魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類・ほ乳類があります。
セキツイ動物の中での分類には、「変温動物か恒温動物か」「卵生か胎生か」などがあります。

セキツイ動物のほとんどが、骨格と筋肉が一体となって動くので、強力な運動器官を持っています。
ふつう（無セキツイ動物と比べて）体が大きく、動きが速いです。

（２）無セキツイ動物
背骨を持たない動物を無セキツイ動物といいます。
無セキツイ動物に分類されるものには、昆虫類・甲殻類・軟体動物などがあります。
無セキツイ動物の中では、「外とう膜があるかどうか」などによって分類されています。

（なお、「外とう膜」とは、軟体動物のからだ全体を覆っている膜のこと）

＜補足＞
「セキツイ」は漢字で書くと、「脊椎」と書き、背骨のことをいいます。
背骨はひとつの骨からできているのではなく、「つい骨（せきつい骨）」がたくさんつながってできています。
このつながっている部分は軟骨でできているため、曲げることができるのです。

＜まとめ＞
・動物はセキツイ動物と無セキツイ動物に分類される
・背骨を中心とする骨格をもつ動物をセキツイ動物という
・（セキツイ動物以外の）背骨を持たない動物を無セキツイ動物という