中2理科:反射

<ポイント>
・無意識に起こす反応を反射という
・反射のときには、信号が脳まで届かない
・反射にかかる時間は意識して起こす反応に比べて、かかる時間が短い
ヒトが「刺激を受けて反応」する運動には2種類あります。
それは「意識して起こす反応」と「無意識に起こす反応」です。
この「無意識に起こす反応」のことを反射といいます。

(1)意識して起こす反応
「意識して起こす反応」は、「●●だから、〇〇しよう」という流れでする反応のことです。
たとえば、「背中がかゆいので、背中をかこう」「野球でボールが飛んできたので、ボールをキャッチしよう」などです。

このような反応をするとき、信号は
感覚器官→感覚神経→せきずい→脳→せきずい→運動神経→運動神経
へと伝わって、反応することになります。

(2)反射(無意識に起こる反応)
刺激を受けたとき、無意識に起こる反応反射といいます。
ヒトには生まれながらに備わっている機能で、刺激を受けてすぐに反応することができます。

〔反射の例〕
・熱いものに触れると、手をひっこめる
・ものが目の前に飛んでくると、目を閉じる
・食べ物が口の中に入ると、だ液が出る

反射は(脳まで信号が届かず)「せきずいで判断して、運動する命令が出される」ため、意識して起こる運動よりも、短い時間で反応できることになります。
反射の経路

<補足>
「意識して起こす反応」は、信号が「せきずい⇄脳」というルートを通るといいましたが、すべてがそうなるわけではありません。
「刺激を受け取る感覚器官が首よりも上の部分」にある場合は、せきずいを通らなくても脳に信号を伝えることができます。
そのため、意識して起こす反応のすべてが「せきずいを通って伝わるわけではない」ということです。
<まとめ>
・無意識に起こす反応を反射という
・反射のときには、信号が脳まで届かない
・反射にかかる時間は意識して起こす反応に比べて、かかる時間が短い

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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